2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

チャンス

今後のスタジオジブリの方針がどうなるかわからないが、魔法物語をベースにした映画(だけでなく、物語一般)を制作していけば、指輪物語、ハリー・ポッターと肩を並べる大作物語が生まれる可能性がある。 だがその可能性は、ジブリにだけあるのではない。チ…

洋魂和才

ところで映画「千と千尋の神隠し」は、驚くほど魔法物語のつくりに近いものがある。たとえば 黄泉の国に行き、そこから帰ってくる 主人公は魔女に所有されてしまう 主人公は最後に両親を見分ける というところである。 「千と千尋の神隠し」は外国でも好評で…

十二人いる!

この難題の中に、「異郷で、おなじ姿形をした十二人の中から、求める相手を見分ける」というものがある。 異郷、すなわち黄泉の世界において、死者は個人的特質・特徴を失われている。一方術をほどこすことによって、見分けられた死者は蘇生し、個人的特質・…

昔話の構成

昔話にはある程度の共通点が存在する。それは「主人公が遠くの場所に行き、再び故郷に帰ってくる」というものである。 遠くの場所とはどこだろうか。それは彼岸の世界・黄泉の世界である。 黄泉の世界の入り口はどこだろうか。それは森であり、川や海や湖で…

ちょっといろいろあって、なかなか「魔法物語の起源」を読み終えることができない。 本当は全部読み終えてから感想などを書きたかったのだが、とりあえず目に付いたものをピックアップし、気づいたことを書いていこうと思う。

ゲームブックの凋落と復活!!

ARTIFACTより(http://artifact-jp.com/mt/archives/200402/otaku0225.html) 私にも教えてください。 行きたいんですが、岐阜に住んでいるのでちょっと無理です。

これからの課題

私はあまり詳しくないのだが、「パズル」というものが引き起こす心理的要素もあると思う。パズルには「答えはひとつ」「答えは手がかりから導き出せる」などがあって、プレイヤーに冷静に物事を考えさせる要素があると思う*1。 映画などのエンタテイメントに…

「勝ちたい」という心理と盛り上がり

話ししながら、いろいろと雑想していた。 プエルトリコなどは、プレイヤー一人一人の行動(とその積み重ね)が場の流れを生み出す。細部から全体の流れを読んで、その都度予定を修正していく。これは小説などと共有している面白さであると思う*1。読者が小説…

雑談

このあとゲーセンで遊んでから、最初の三人がファミレスに移動して雑談する。 雑談の内容はこんな感じ。 A:プエルトリコは運の要素が少なくて面白い。 私:プエルトリコやカタン・ボーナンザなどは、待ち時間が少なくてみんなから好評を得ているような気が…

プエルトリコ

http://d.hatena.ne.jp/gamebook/01000105 四人目が集まった。実は四人でこのゲームをプレイするのは初めてである。 結果を先に書くと、第四位。初心者を交えているとは思えない結果だ。 採石場→小さな市場→タバコ→タバコ工場→タバコ売却という流れ。 全体的…

ノイ

http://d.hatena.ne.jp/gamebook/20031214#p3 うちの暇つぶしの定番になっている。これで四人目の到着を待つ。

ボーナンザ

http://d.hatena.ne.jp/gamebook/20031214#p2 私が買ったゲームの中で、最も平和的なゲームといえるような気がする。 前にも書いたことだが、手札のプレイにはかなり制限がある。積極的に交換したほうがお互い得点しやすい。このシステムはまさに秀逸だと思…

カエルがチュ

http://ejf.cside.ne.jp/review/froschkonig.html 三人でプレイした。 私が今まで買ったゲームの中で、最もルールが簡単なゲームだと思う。 袋の中の中身を見ないで、二本の棒を取り出してつなげる。 つなげた棒を、カエルの舌に見立てる。 チキンレースみた…

ショッテントッテン

http://ejf.cside.ne.jp/review/schottentotte.html 二人用のカードゲームである。 友人がそろうまでに時間があったので一ゲームだけやった。 真中あたりの石を三つそろえようとしたが分断される。 すべての場所に均等に勢力を配置させてみたのだが、その戦…

きょうは休日。友人を誘って、久しぶりにボードゲームを楽しむ。 ゲームの雑想はこちら(http://d.hatena.ne.jp/gamebook/20040226#p7)

創土社更新

竜の血を受け継ぐ者の発売日が発表されてます。 3月26日です。 http://www.soudosha.com/kentu-.html

「魔法昔話の起源」も残り100ページ。 途中でゲームに逃げてました。

創土社のサイトの更新も、ブレナンデーもチェックはしていたのだが取り上げず、またフーゴ・ハル氏のお姿も見逃してしまう。 このごろ暇があると読書に時間を割いている。そのために、更新を見送ってしまった。 今読んでいるのはウラジミール・プロップの「…

集団の魅力

主人公は集団に属することによって、主人公を取り巻く状況は変わる。肩書きや人間関係、チームワークの発揮など、さらに集団ならではの教育(家族や学校の代わり)が考えられる。このあたりは、ドラマ仕立てしやすいといえるだろう。 あと集団の背景と行動基…

仲良し空間

http://d.hatena.ne.jp/kaien/20040212#1076488380 ビジュアルノベルは恋愛よりも「仲良し空間」を楽しんでいるのではないか、という話。 ビジュアルノベルはやらないんだけど、「仲良し空間」(とその崩壊)の魅力は理解できる。 なるほど、これも面白さの…

弟切草のその前に

わたしはこの<ゲームブック>というかたちの中に、他の媒体(小説や、映画や、テレビや、舞台)では表現し得ない「ドラマ」を作り得る、無限の可能性を見た。そういうまったく新しい「ドラマ(ゲームドラマ)」を作って、世間をあッといわせてみたかった。…

萌えシナリオに多く見られるプロット

http://www.cre.ne.jp/writing/IRC/write/2004/01/20040122.html ヒロインを取り巻く状況が閉塞していて、主人公の行動がその状況を打ち破る、という話。 なるほど、これなら主人公が変化しなくてもよさそうだ。

物語論辞典

一月のはじめごろに購入して、やっと読み終えた。 ネットで注文した。届いてびっくりしたのは、本当に辞典だったこと。 よく意味がわからない言葉ばかりだったので、読みにくかった。 内容については、機会があったら書くつもりだ(辞典なので、きっかけがな…

ゲームブックプレゼント

雀の宮の魔法使いさんが、ゲームブックプレゼントを開催しています。 http://happytown.orahoo.com/gamebook/ 大量です。私も応募しようかな。

応用

「四人のキング」は、ゲームの骨格の部分(7×7)が単純なので、データベースにイベントを収録しておけば、ゲームブックの素を作成することができるような気がする。世界観の統一や必須アイテム、戦闘のバランスをどうするか考えなくてはいけないが。

四人のキング

山本弘 作 ウォーロック14号に収録 トランプを使ったゲームブック感覚のボードゲーム。一人から四人まで遊ぶことができる。 プレイヤーは、Kのカードを自分のコマとする。 Aと2〜10・J・Q・ジョーカーの49枚を裏向きにして、縦横7×7に並べる。中央はジョーカ…

データベース

「萌え」というものを多少理解できたような気がする。ただの「好み」だけではなく、キャラクター(非物語)の好ましい要素を分解してデータベースに収納したり、引き出して組み立てるという作業を同時に行っているというわけだ。なるほどね。 キャラクターを…

動物化するポストモダン

「動物化するポストモダン」を読んだ。 ポストモダンをむかえて、「大きな物語」が機能しなくなっている。オタクとその行動様式をもとに現代社会を読み解く、というのがこの本の趣旨である。