2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

トラジック・フレーバー

悲劇の要素です。現実と向き合い最善を尽くす人物の悲劇を浮き簿りします。次のような特徴が見られます。 救済の致命的に不足している プレマイズ(前提)が絶対支配的である 展開に関わらず、最初と結末の状況が同じである 感情豊かで共感できる主人公 登場…

忍耐3分根気12分

人間の忍耐は3分、根気は12分。どんなに引っ張っても、3分以内に何も起きないと、誰もがイライラし始めます。(略)一方、逆に、どんな素敵でおもしろいものでも、12分で飽きてしまいます。 ゲームブックには直接関係ないですが、テンポを重視する映画の姿勢…

コミカル・フレーバー

著者はコミカルな要素を四つに分類しています。 前者二つが登場人物、後者二つが小道具になっています。 自然突出型行動規範障害 要約すると、愚かで周りに迷惑を撒き散らし、最後に自分で墓穴を掘る人物のことです。Mr.ビーンやオースティン・パワーズなどを…

マッガフィン

マッガフィンはヒッチコックが考案した、物語に求心力をつけるしかけです。彼は、このマッガフィンを旅の列車の中で発見したと言います。彼の向かいに座った二人のスコットランド人がこんな会話をしていました。おい、あの棚の上の大きな箱の中身はなんだい…

キーフック

遠くの話のようにみえながら、じつはひそかに観客自身と関わりを予感させるとき、観客はその釣針(フック)にひっかかって、物語に引き込まれていくのです。 この観客との関わりというのは、具体的な事実関係ではなく、もっと直接的な皮膚感覚に基づくもので…

エンターテイメント映画の文法

純丘曜彰著 フィルムアート社 値段が2300円+税とお高めですが、中身の濃いおすすめの本です。

剣社通信が更新されています。 http://www.soudosha.com/kentu-/kinkyo-.htm 10日に更新されていまして、気付いていたのですがちょっと見送っていました。 現時点で、余計なことは書かないほうがいいですよね。ドルアーガ復刊の邪魔をしてはいけないので。 …

携帯電話のゲームの開発ににいくらかかるのか

彼のコラムに 誰か買ってよ「勇者死す。」*1 という企画があります。 この企画について、BBSで質問した方がいまして、桝田省治氏がゲームブックを引き合いに回答しています。 http://www.linda3.co.jp/cgi-bin/bbs/anything/cgi-bin/article.cgi?Id=726 Re:…

桝田省治氏のゲームの仕様の決め方

ゲームの仕様の決め方(だいたいこんな感じ) http://www.linda3.co.jp/column/sub.14.31.html そのゲームの根幹になる、それがないと、そのゲームが成立しない部品から考えていく。 「我が竜を見よ」の場合なら「自分だけの竜を作れたら面白いにちがいない…

落語

12月30日の深夜に「朝まで生つるべ」という番組がやっていました。 そのなかで笑福亭鶴瓶氏が、自分の周りに起きた出来事を落語にした「私落語」のひとつ、「青木先生」を披露しました。 落語に加工された「青木先生」のお話は、ほろりとくるところを織り交…

明けましておめでとうございます。 今年はゲームブックにより力を注ぎたいと思っています。