Winnyの衝撃(5) 匿名ネットと著作権 京都の文化財、デジタル化で標的に

 京都新聞の記事*1より

社寺が持つ文化財の画像をデジタルデータにして、雑貨やビルの内装として商品化する同社は、京都の企業ならではのビジネス分野を開拓して急成長を続けている。「データの不正使用には最も注意している。将来的には脅威に感じる」。越谷匠邦社長(31)は、「Winnyウィニー)」に代表されるファイル共有ソフトによる著作権侵害の横行に警戒感を示す。

高山寺右京区)の鳥獣戯画や、建仁寺東山区)の風神雷神図など著名な絵画は、陶器の図柄などに無断転用される例が後を絶たない。高山寺の田村裕行執事は「インターネットの広がりで、より多くの場面での転用が目につくようになった」と困惑する。