知性の欠落

 昨夜は友人とプエルトリコをやった。
…という話を書くつもりだった。
 昨夜のゲームを分析していると、信じられないミスを何度も犯しているのに気がついた。
 ゲーム中に、戦略的思考が全然できなかった。そしてそのことに、昨夜は全く気がつかなかったのだ。
 ゲーム前に、工場を狙う作戦を立てていた。
 そしてその作戦がうまくいきそうにないときは、造船所か港を建てる代替案を考えていた。
 しかしその代替案を思い出すことができなかった。
 工場を建てては追いつけないと思いつつ、他のアイデアが思いつかなかったので、やはり工場を建ててしまったのだ。
 プレイ中、「あれれ、なんかおかしいぞ」と思いつつ、修正ができなかった。
 目は冴えていて、眠けは全くない。心は平穏無事であった。しかし知性はすっぽりと抜け落ちていた。こんな経験は初めてだった。
 慢性的な睡眠不足と脳の疲労。これが原因だ。
 思いついたことを忘れたくないからこの日記を書いているのだが、ちょっと長いものを書くと睡眠時間が減ってしまう。
 最近は長文が多くて、睡眠時間が一時間半から二時間半だった。
 文を書くときは、自分のペースで思考をまとめることができる。
 しかしゲームとなると、他人の行動を見据えて思考をまとめなくてはいけない。
 ゲームは、結構頭を使うのだ。
 今までは目が覚めていれば、(個人の限界に近い範囲で)知性的な判断ができると思っていた。
 それが昨夜、覆されたのだ。
 はっきりいって、ショックだった。
 まぁこれからゲームをやるときは、前日にちゃんと睡眠をとることにしよう。
 それから長文を書くときは、日にちをおくことにする。
 睡眠や休息について考え直すいい機会になった。