余談

 ゲームブックドラゴンファンタジーシリーズは、読者に語りかけるような、独特の文体が特徴である。
 これは物語の構造によると、ナレーションにあたると思われる。
 作者はナレーションによって、読者とコミュニケーションをとっていると考えられる。
 これも一種の媒体と考えていいだろう。
 クセのあるブレナン調によって、作者と読者の距離感が感じられないために、信頼関係が生じる。
 ナレーションが信頼関係を生むという、珍しい事例であるといえる。
ドラゴンファンタジーシリーズを知らない人は、マーリンの呼び声(http://www.geocities.co.jp/Playtown-Domino/4314/top.htm)を覗いてみよう。