バルバロッサの特徴

 このゲームはルールが簡単で、ゲーム勘がなくてもプレイできる。粘土で作品を作るときも、特別な技量は必要がない。むしろあまりにうまく作ってしまうと、減点の危険性がある。入り口の広いゲームだ。
 このゲームは、「子供の遊び」という分類の「宝さがし」(http://d.hatena.ne.jp/gamebook/20031119#20031119f3)にあたる。各プレイヤーが宝捜しをするのはもちろんのこと、宝を隠しているところがユニークだ。
 また質問をもとに正解への道を探っていくところが、シンプルな面白さを生み出している。質問がそのまま他のプレイヤーへのヒントになってしまうので、軽いジレンマが生み出される。
 粘土作品への洞察と他のプレイヤーの動向、質問の巧拙など、ある種推理モノのゲームであるともいえる。考えようと思ったらどれだけでも深く考えれるが、個別に考えればそれほど重くない。それに深く考えたところであっという間に覆されて、いい意味のショック(http://d.hatena.ne.jp/gamebook/20030721#p2)を感じることができる。これはいいゲームだな。