hydra

 ヒュドラの頭を七段目まで伸ばすと、伸ばした先にいるプレイヤーはエッグカードを表に向けることが出来る。エッグカードには+と−が記されていて、エッグカードを表にしたプレイヤーは手札の数だけ得点または失点になる。三回ゲームをやって、最も得点の高いプレイヤーが勝利となる。
 ヒュドラの頭を三段目まで伸ばすと、エッグカードを透視することができるが、一人ないし二人までしか見ることができない。見れなかったプレイヤーは、顔色をうかがったり首の伸ばし方から推理するしかない。
 ルールは簡単ですぐにおぼえることができた。手札は五枚までストックすることができる。頭のカードが余ったら、対戦相手の伸び盛りの首につけて邪魔をすることができる。
 首や頭のほかにもマジックカードというものがあって、使用すると他人とカードを交換したり(つまり失点を恐れるトッププレイヤーに手札を最大で五枚、押し付けることができるわけだ)、首や頭のカードを一枚取り除くことができる。一番強烈なのは、引いたとたんに強制使用となるビッグトルネード。場所を九十度移動することになる。
 ゲームの雰囲気は、ニヤニヤしながら邪魔をするゲームってところかな。邪魔をしていたらビッグトルネードによって、逆に自分が苦しむ可能性があるのはご愛嬌といったところ。
 このゲームは四人で、広めの場所でやったほうがよさそうだ。
 カードは思ったより小さい印象だったが、入っている箱も相当小さかった。指輪が入ってそうなサイズで、カードを入れるにはちょっときつすぎる印象をもった。