ワンスアポンアタイム

http://ejf.cside.ne.jp/review/onceuponatime.html
 物語を作っていくゲーム。
 自分が語り部になった時は、思ったよりすらすらと話すことができた。西洋風の昔話の典型をいくつか交えたり、内輪受けの話題を取り入れて、大いに盛り上がった。
 こんな感じで話は進んだ。

私:昔々、敬虔な神父がいた。彼は隣国のバーバリアンの王国に行き、熱心に布教の許可を求めた。パス
甲:蛮族の国は山にあった。パス
乙:この国には貴重な王冠があって、王は教会に譲ろうとした。パス
私:「王冠は王のもの。神の頭を飾るわけではありません。後継者は自分でお決めなさい」と神父は言った。王には三人の息子がいて、試練に打ち勝ったものを王にすることにした。長男は責任感が強く、次男は腕っ節が強く、三男は優しい気性だった。三人の試練は、この国にいる怪物を倒してその証しを持ち帰ることである。パス
甲:その怪物は巨人であった。実はこの巨人、悪い魔法使いによって姿を変えられてしまったある村の人たちであったのだが、巨人になってしばらくすると知能が後退し、狂暴になっていったのであった。パス
乙:長男は三人で一緒に行こうと主張したが、次男は一人で旅立ってしまった。三男は他の強い人に任せようという始末。長男は王に援助を求めた。王は長男に剣を授け、三男には巻物を与え、次男の分の魔法の指輪を二人に預けた。

 だいたいここまではシリアスだったのだが、一転してギャグに突入し、乙がエンディングカードを出してゲームは終了した(エンディングカードはバッドエンドでした)。
 週刊少年ジャンプに連載されているブリーチよろしく、意思を持った剣の名前を叫ぶシーンを挿入したのだが、その剣の名を「エクスカリパー」にした(エクスカリバーではない ファイナルファンタジーシリーズに出てくるへぼ武器の象徴)。わりとウケた。