データベース

「萌え」というものを多少理解できたような気がする。ただの「好み」だけではなく、キャラクター(非物語)の好ましい要素を分解してデータベースに収納したり、引き出して組み立てるという作業を同時に行っているというわけだ。なるほどね。
 キャラクターを作成する際は、キャラクターのカラダの部位ごとに、データベースからパーツを当てはめる。そのキャラクターがまた分解され、データベースを拡充していくというところがなかなか面白い。
 このデータベース活用法を物語作成に応用したものが大塚英志氏の「物語の体操」*1で紹介された創作方法なのだろう。
 つまり「行為者モデル」を骨格にして、データベースからプロット素を取り出し、当てはめていくという方法である。
 きっとデータベースを利用した創作方法というものは、骨格にデータを肉付けし、さらにデータベースを拡充することなのだろう。
 これをゲームブックに応用するとなると、「四人のキング」を思い出す。