集団の魅力

 主人公は集団に属することによって、主人公を取り巻く状況は変わる。肩書きや人間関係、チームワークの発揮など、さらに集団ならではの教育(家族や学校の代わり)が考えられる。このあたりは、ドラマ仕立てしやすいといえるだろう。
 あと集団の背景と行動基準が、その集団のルール*1を表す。登場人物が集団に属するきっかけ・動機にも関係する。
 また、どこで誰が書いたものか忘れてしまったが、ある集団の「色」を表現するには、一人の代表者を描けばいいという。個と集団という観点にたつと、メトニミー*2が認められる。
 あと私は、集団に属している個人の扱われ方が、どこか道具*3に似ているところがあるような気がする。集団の代表者が、集団に属している個人を歯車に見立てて、大きな機械を操作しているイメージが思い浮かぶ。
 また何か思いついたら書き足すつもりだ。

*1:http://d.hatena.ne.jp/gamebook/20040116#p2

*2:メトニミー(metonymy) ある概念を表すことばAが、別の概念を表すことばBの代わりに用いられる詞姿で、AとBは、原因と結果、容器と中身、部分と全体の関係にある。 物語論辞典より

*3:http://www.geocities.co.jp/Bookend/2685/gb020910.htm