映画理論を応用したゲーム

http://www.4gamer.net/news/history/2004.03/20040326164940detail.html

「ゲームプレイとはインタラクションによってもたらされる衝撃のメカニズムであるが,本来のエンターテイメントとは受けてにとって"楽しい経験"であることにほかならない」とした。ヤング氏は,その補足として普通にプレイしているスーパーマリオと,そのアートを利用して作った「クッパ大王のプリンセス略奪戦争」の映画を比較。ルイージの死によって消息を絶ったマリオに代わり,プリンセスを守るマッシュルームたちが制圧されていく様子を描いた独立系の実験映像だが,クッパがプリンセスに近づいた瞬間でエンディングになっており,確かにヤング氏の言う通りの「続きが見たい」という同時経験を生み出していた。

 続きはみたいかもしれないけれど、いざエンディングをみたとして、もう一回もう一回と繰り返しみてみたいものなのかな、その実験映像は。
 エンタテイメントとは、"楽しい経験"だけじゃないだろう、と。苦しさ(あるいはわだかまり)がないと、繰り返し遊んでもらったり見てもらったりすることがないと思う。今のゲームは、一回遊びっきりのゲームが多い、ということなのかな? うーむ。
 楽しみだけでなく、受け手が喜んで苦労を引き受ける心理を研究していきたいと思っている。「放って置けない」とかね。