アタリショックの嘘と誤解

http://d.hatena.ne.jp/hally/20040514
 興味深い論考なのでメモ。

  • VCSカートリッジ適正価格の破綻

じつは粗製濫造のさなかでも、消費者のゲーム離れは起きていなかったのです。ただもう誰も、新作カートリッジを適正価格で買う気を起こさなくなってしまっただけで。

  • 超廉価ホームコンピュータの出現

ゲーム機より高性能なゲームパソコン (コモドール64やアタリ800XLなど) が、大差ない価格で手に入るようになります。
ヴィデオゲーム市場は崩壊したのではなく、ホームコンピュータ市場へとシフトしていったというのが真相です。

  • 次世代機の不在

 参考リンク先
http://www.geisya.or.jp/~krg/atari2800/a_truth.htm

"アタリショック" でアタリ2600は1日にして滅んだように語られているが、それは大間違いだ。じゃあなぜ翌年にまだ膨大な数の新作が発売されているんだい?
それに日本版のアタリ2800が発売されたのもアタリショック後じゃないか!
そのくらい知らないでウソばっかり語るのはやめろーっ。
実際には "アタリショック" からゲーム市場の崩壊までの間には丸1年以上の時間差が存在するんだよ。「アタリは1日にして死さず」だ。よーく覚えておけ!!

 アタリショックという言葉があまりに便利すぎて、改めて考えてみるという機会がなかったかもしれない。