こどものとも50周年

  ETV特集椎名誠の絵本を旅する」をみました。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2006/1014.html
 私が気になったのは月刊絵本「こどものとも」が誕生したくだりです。「こどものとも」は現在も刊行されていて、今年で50周年だとか。
http://www.fukuinkan.com/kodomonotomo/
 この絵本は日本の芸術家(いわさきちひろ等)が何人も参加しており、ここから日本特有の絵本文化が生まれたといっても過言ではないです。それまでなかったオリジナルストーリーを創作したり、また横に長い綴じかたをすることによって絵をダイナミックに見せるなど野心的な試みがなされました。
 この流れ、どこか大正後期の童謡ブームに似ているような気がします。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E3%81%84%E9%B3%A5
 文化の興盛というものは一流の文化人の人数や仕事に相互に影響するところがあるのでしょう。印刷を介した文化サロンと表現すればいいのでしょうか。