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ずっと前からゲームブックの定義を「物語とゲームの融合」と考えていた。
しかし私はこの定義をあやしいと思い始めている。
とりあえず「物語とゲームの融合」という定義をそのまま使っていくが、いつか再定義する必要があるだろう。
「火吹山の魔法使い」をはじめとするファイティングファンタジー作品は、そもそもD&DなどのTRPGの一人遊びのために作られたのではないだろうか。
つまりゲームブックはゲームの一人遊びから始まった、というわけである。
「火吹山の魔法使い」は売れた。
日本でもゲームブックを作ろうという動きが起こった。
しかし日本では、TRPG等の非電源ゲームの人口は圧倒的に少なかった。(むしろゲームブックが、TRPGの宣伝役だったところがある)
そこで日本ではファミコンゲーム・コンピュータゲーム・若者向け小説などを参考に、ゲームブックが作られた。
日本とイギリスでは、基盤がまるで違っていた。
それでも同じゲームブックのカテゴリーに入っている。