新井素子の創作方法

 SF作家公開対談見物記より(http://www.asahi-net.or.jp/~ft1t-ocai/jgk/Jgk/Public/Other/Kurokawa/Law/law-10.html

 新井素子氏の創作の方法はキャラクターと会話をしながら作品を創ってゆくというものです。
 そのためにまず二十歳のキャラクターを登場させるならば、生まれてから現在まで二十年分のエピソードを創る。(略)
 小説はキャラクターに向かって「いったいどうしたいの?」「あなたはいったいどうしたいの?」と尋ねながら進めて行き、その過程で新しくキャラクターのエピソードがわかる(思いつく)とキャラクターの設定や話の内容を変更してゆくこともしばしばある。(略)
 ちなみにこのキャラクターのエピソードはすべて頭の中で作り上げるので、紙やワープロに記録するということはないそうである。

 なーるほど、大塚英志がキャラクター小説の源のひとつに、新井素子の名前をあげるわけだ。
 キャラクターのエピソードの積み重ねによって、作者の頭の中で陰のストーリー(http://www.geocities.co.jp/Bookend/2685/gb021113.htm)を作成し、編集し、作品を書いていくのだろうか…。
 なんだか、ひとりTRPGみたいだな。