社会思想社の場合

 ファイティングファンタジーの場合を書くこともあるかもしれないので、とりあえず資料をピックアップしておく。
 イアン・リビングストン氏のインタビュー。FFがD&Dの紹介のために作られた経緯を示している。ゲームブックのファン層がTRPGに流れていったという説の論拠になる。
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20020323/ian.htm
 社会思想社の最後の挨拶。ゲームブックの支持層がコンピュータゲームに奪われたという考えを持っていたようだ。
http://web.archive.org/web/20020802160948/http://www.shakaishisou.co.jp/
 手元のゲームブックを取り出して調べてみた。「火吹山の魔法使い」が発行されたのは1984年12月30日。最後に発行されたFFシリーズ「天空要塞アーロック」(社会思想社)の発効日は1991年5月30日となっている。ちなみにウォーロックの1号は1986年12月、最終号は63号で1992年3月である。消費税の混乱*1が1989年だったことを考えると、その混乱から二年間ゲームブックの発行が続けられていた。
 このあたりは、多くの人と協力して年表を作ってもいいかもしれない。

*1:返本された中小出版社の本を書店が受け取らないということがあったらしい