良いゲームとはなんぞや

島国さんから転載
http://dochikushow.blog3.fc2.com/blog-entry-814.html

「良いゲームというのは出来ることは多彩で、やらねばならない事はシンプルだ」
 というのが、俺の持論なので、全くもってこのアメリカ人に同意できる。愛してる。

 この辺を履き違えているゲームは、日米共に結構あって、例えば、すげぇ色々なことが出来るゲームがあって、でも、必ずやらねばならない事ばかりで、それを外れるとほぼ負ける。ってなった場合は、それは、「やらねばならない事が多い」ので、ただの作業だ。

 スト2は殴ろうが蹴ろうが波動拳を撃とうが、相手を倒せばOKだったので、良いゲームだったわけで、(出来ることは多彩で、やらねばならない事はシンプル)格闘ゲームが最終的に、飛び込んでこられたら無敵滞空、一発入れたら連続攻撃安定、固まる敵には中断攻撃と、やらねばならない事ばかりの作業になったら、そりゃクソゲーだ。
 大戦略だって、好きな兵器量産して制圧すればいいゲームだったから、楽しく遊べたわけで、あのユニットにはコレ、このユニットにはアレ、初期ターンはコレ、と戦略が固定化したら、そりゃもう作業でクソゲーだ。

 大体、武器を手に入れたら、町人に向かってぶっぱなすのは、基本だろう。
 いやまぁ、それに反応すべきかどうかは、プロジェクトの目標とすべき物によるけど。

 出来ることを増やしたら、それに対応することも増やさなくちゃいけない。
 この辺を以下にシンプルに奥深く纏めるかが、試行錯誤すべき点であり、考えてて楽しい所だと思う。

 中断攻撃はたぶんしゃがみガードできない中段攻撃の誤植だと思うのですが、まぁそれはおいといて。
「良いゲームというのは出来ることは多彩で、やらねばならない事はシンプルだ」というのは他にも応用が利きそうです。
 その昔ゲームブックドルアーガの塔において、無限アップの是非についてアドヴェンチャラーズインなどで話題になりました。
 無限アップとは、ループを利用してギルをどんどん強くすることです。
 著者の鈴木直人さんはあれはわざと残したものであると明言し、無限アップを利用した遊び方を認めました。
 評価の高いゲームブックって、遊び方をプレイヤーにお任せするところがあったと思うのですよ。今も変わらないんじゃないですかね。