週刊少年『福本伸行』テキスト起こし

http://hw001.gate01.com/karzu/column/fukumoto.html

Q36:ギャンブルとは?
福本「勝つって言うんじゃなくて、自分の決めたルールを守るなら、楽しい物。」

 ギャンブルは、ハマり具合が強いものだと思う。http://d.hatena.ne.jp/gamebook/20030529#p3
 これの回答といえるだろう。
 自分でルールを決めないと、楽しくないということだ。
 ギャンブルに狂っている人は、苦しそうに見える。
 あとはピックアップ

船越「好きな作品の中で、先生の作品にインスパイアされたものってありますか?」
福本「なんか影響された部分ってあると思うんですよ。でも、ないかなぁ。ただ黒澤(明)さんのリアリティって、どういうことなのかわかったんです。人間の感情に沿ったリアリティなんですよ。それプラス視覚的なネタ。僕のマンガでも、勝負の心理のリアリティだったりする。あとどうして勝つかっていうネタ。気合で最後の流れ牌を引きましたってのじゃダメでしょってのがもう前提としてある。そういう作りを黒澤さんはしてなかったですよね。それは面白い。」
船越「エスポワールという船に、どうにもならない借金抱えた人達が集められて、って発想はどこから来たのでしょう?」
福本「そういうアイディアは特別な事だと思ってなくて、どうしたら面白くなるのかってことを考えていくと、結局は『逃げられない』って事とか。(略)」
Q99:マンガ家として大切なことは?
福本「アーティスティックな処があるとすると、何か新しい事を提示していくことはあるなってことを思いますね。」