細部が全体を動かす

 彼の主張する小説をコンピュータゲームに置き換えてみると、「小説」の楽しみ方は、(箱庭)シミュレーションゲームの楽しみ方に近いのではないだろうか。「細部が全体を動かしていく」プロセスとゲームの試行錯誤とが似ていると感じる部分なのかもしれない。
 これは小説とゲームが近いというよりも、どちらも「細部が全体を動かす」感覚を楽しむ娯楽なのだろう。