TRPGのガイドブックだったゲームブック

 ちなみに分岐物語については火吹山の前にも存在しているし、T&Tなどはソロシナリオが先輩として存在している。
 だが一般人向けにTRPGを紹介する際に「TRPGのルールをつかわないで冒険を表現する」方式を確立し、それを広めた功績は大きい。もしもT&Tのソロシナリオがそこそこ売れるだけで、ファイティング・ファンタジーが全く売れなかったとしたら、後のゲームブックの発展はなかった。
 最初はTRPGのガイドブックだった。そしてそれは大いに成功し、ゲームブックからTRPGを知るという大きな流れができた。