2003-07-13から1日間の記事一覧

余談 その三

有名な怨霊の多くは鎮められているので、怨霊を登場させるときは、無名の怨霊を登場させるか、いったん鎮まった怨霊の恨みを解き放つきっかけがあったほうがいいような気がする。

余談 その二

能は時宗にゆかりがあるとされ、それが故に曲目の中で、僧が亡霊を成仏させるのであるが、歴史上で怨霊とされる早良親王・菅原道真などは神として祭られている。 この違い、研究すると面白いものが出てくるかもしれない。 とりあえず、崇りを伴う怨霊から、…

余談 その一

そういえば、ゲームブックの主人公に悩みを持たせていいのかな? 主人公が空っぽであるほうが、好まれる傾向もあることだし。 考えすぎたかな。

結論

亡霊による依頼型のシナリオを書くときは、途中から主人公に動機を持たせること。

依頼代行から動機へ

この点、漫画の「ヒカルの碁」はうまく処理している。 主人公の進藤ヒカルは藤原佐為の亡霊の願いをかなえるために、佐為の代わりに碁を打つことになる。 しかし後のライバルになる塔矢アキラと対戦することにより、自ら碁を打つことを決心する。 最初は依頼…

亡霊

以前付喪神について少し書いた。 今度は、亡霊に注目してみた。 古典芸能の、能の曲目の中に、亡霊が登場するものがある。 旅の僧がゆかりのある土地で思いをはせていると、そこに土地の者がやってきて、その土地の物語を語り聞かせる。 僧が怪しんで尋ねる…