依頼代行から動機へ

 この点、漫画の「ヒカルの碁」はうまく処理している。
 主人公の進藤ヒカルは藤原佐為の亡霊の願いをかなえるために、佐為の代わりに碁を打つことになる。
 しかし後のライバルになる塔矢アキラと対戦することにより、自ら碁を打つことを決心する。
 最初は依頼代行だったものが、主人公自身の動機へと変化するのだ。
 これならば主人公が悩んでもストーリーは進むし、面白みも増してくる。
 これを放っておく手はない。
 何度も書いているが、面白いものはどんどんパクってしまえばいい。