2003-05-09から1日間の記事一覧

これは出版社の努力も当然あるが、ゲームブックのファンこそ、この種のプロモーションが得意である。

クチコミがまさにそれにあたる。 そしてお奨めのゲームブックをHPに載せることもまた横軸の強化にあたる。 ネットの発達により、10数年前よりは読者側の力もついているはずだ。 ゲームブックの発展に、読者の力が必要だ。 我もと思うものは、ぜひ力を貸して…

ゲームブックの読者をTRPGにとられたことが、ゲームブックが衰退した理由だという主張が存在する。

この主張を上記の例で説明すると、横軸にあたるTRPGにファンを取られてしまったということになる。 ゲームブック初の月刊雑誌「ウォーロック」には、TRPGの記事が掲載されていた。 最初から読者をTRPGに導こうという意思があったといっていいだろう。 ゲーム…

一冊の本には、作家という縦軸と、テーマという横軸がある。

上記の例でいうと、「チェーザレ〜」には「塩野七生」が縦軸にあたり、「イタリア」が横軸にあたる。 「火吹山〜」には「S・ジャクソンとI・リビングストン」が縦軸にあたり、「ゲームブック」が横軸にあたる。 少なくとも私の場合は、一冊の本から、縦軸と…

「火吹山の魔法使い」という本から、ゲームブックは始まった。

スティーブ・ジャクソンとイアン・リビングストンが書いた本である。 私はこの二人のファンになり、ゲームブックに興味を持った。 くどいようだが、一冊の本から、二人の作家のファンになり、ゲームブックに興味を持った。

「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」という本がある。

私はこの本から塩野七生という作家のファンになった。 この本の舞台となったイタリアと、その歴史にも興味を持った。 くどいようだが、一冊の本から、一人の作家のファンになり、その舞台に興味を持った。