2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

剣社通信更新

http://www.soudosha.com/kentu-.html 「竜の血を継ぐ者」のカバーイラストが公開されてます。 これいいですねー。 発売日は3月26日だそうです。

いかレスラーカコイイ。 たこレスラーはノガちゃん(AKIRA)がやるんだって。 ……騙されてないよね、西村さん。

エキニュー総研

週刊!エキサイトのゲームブック特集が公開されています。 http://media.excite.co.jp/News/weekly/040309/topics.html ブームじゃなくて、「ジャンル」を作る。 酒井さんの言葉。これは説得力ありますね。

サイト移転

雀の宮の魔法使いさんのサイトが移転しました。 本のなかにいる! http://www.geocities.jp/the_forever_war/index.html

忙しい日々が続いている。 「魔法昔話の起源」が一息ついたので小休止することにした。

その他コメント

「タブーを破る」ことによって物語が開始する、とはかなり便利なパターンである。動機と世界観を絡ませる、という表現すればよいだろうか。このあたりはさらに研究したほうがよさそうだ。 これは私見だが、「家族」が魔法物語の人間関係の基礎となっているよ…

魔法物語が生まれた背景

社会制度の変遷によって、物語に変化が生じたという背景があることに気付かれた方もいるだろう。これについて書くかどうか迷ったのだが、今回は見送ることにした。 主人公は「死の国」と深い関係があり、そこに「行って帰る」ことが魔法昔話に深くかかわって…

即位

娘を通して王から婿へ王位が譲られるか、父親から息子に譲られる。 前者の場合、主人公は王女と結婚し、舅の王国を相続する。 時には王と主人公が競争をすることがある。その場合、王は敗れて死んでしまう。 この場合、王女の立場は微妙である。配偶者となる…

結婚

主人公と王女が結婚するパターンは次のとおりである。主人公が大蛇から王女を救い出した場合、あるいは王女が課した難題や謎を主人公が解いた場合である。 王女は貞淑な花嫁であり、花婿がいない間に求婚してくるものを拒む。しかし一方で、彼女は狡猾で復讐…

追跡と逃走

大蛇を倒すと、大蛇の母あるいは義母・妻が登場し、主人公を呑みこもうと追っかけてくる。 主人公は大蛇の口に熱した石を投げ入れたり、舌を攻撃することによって難を逃れる。 主人公が黄泉の国から何かを盗んで帰還する際に、死者が追いかけてくることがあ…

大蛇退治

大蛇は水辺に住み、また地下に潜る存在である。空を飛ぶこともあり、火を吹くこともある。 大蛇は略奪者である。娘や母親をさらっていく。また貢物を要求する。 大蛇は橋を守っている。この橋は現世と黄泉の国をつなぐ橋であるとみなされている。 大蛇は主人…

渡り(遠くの国・死者の国への移動)

動物の姿になる(狩猟体制に多い。鹿など) 獣皮に身を包む(牧畜体制に多い。動物の体にもぐりこみ、何かに連れ去られる) 鳥に乗る(海岸地方に多い) 馬に乗る 船に乗る(空を飛ぶ船) 木に登る 梯子または革紐をつたって(梯子は天に、革紐は地下の国に)…

呪物

動物の一部 髪の毛(髪の毛と霊には強い結びつきがあるとされている) 火打石(髪の毛を燃やす) 棒(植物) 遠い国(死者の国)からもたらされた、無尽蔵の富を授ける物 生き水と死に水(蘇りの水と冥界の領域の権利を与える水) 人形(故人の具現化)

贈与者と援助者

基本的に贈与者はただで助けてくれるわけではない。主人公は試練を受け、褒章に援助者を獲得する。援助者の力こそ、主人公の獲得した不思議な能力とみなされる。 社会がまだ狩猟体制だったころ。ヤガーは森の守護者である。彼女は主人公を助ける森の動物を派…

タブーを破る

不利益の多くはタブーを破ることから発生している。「家を出てはならない」というおきてを破ったこどもは、ヤガー(魔女)や大蛇、その他強力な力を持ったものにさらわれてしまう。

魔法昔話とは

これからウラジーミル・プロップが魔法昔話について述べた文章を紹介する。 何らかの損害ないしは不利益(誘拐・追放等)を与えることから、または何かを手に入れたいという願望(王が息子に火の鳥をとりに行かせる)からはじまって、主人公が家を出、彼に呪…

ファンタジーのデータベース

「指輪物語」と「ハリー・ポッター」、この二作品はファンタジー物語の大ベストセラーである。 この二作品の作者はイギリス人である。イギリス人はファンタジーが得意であるといっても過言ではないだろう。 私はファンタジーのデータベースを充実させ、物語…

乙一氏のプロット作成法

id:mkomiyaさんが紹介しています。 http://d.hatena.ne.jp/mkomiya/20040307#p1 さっそく乙一さんによる「プロットの作りかた」ですが、 日記には「えらそうに書いてます」とありましたが、 けっこう実践的ですよ。 小説は文字がつらなってできる一本の線で…

週刊!エキサイトにゲーマニさんも紹介されるようです。 http://doublecrownspieces.at.infoseek.co.jp/gamebook/index.html おめでとうございます。

古い眼鏡

イギリス人は潜在的な差別主義者がみられると指摘する人がいる(ウォーロックで、リビングストンを差別主義者であると指摘したコラムが掲載されていた)。それについてはどうなのか私はわからないが、「魔法昔話の起源」を読んで、イギリス人は古いヨーロッ…

黄金

遠い国に関係するものは、黄金色をしていると考えられた。 たとえば火の鳥などは、金色の羽をたくわえていると考えられていた。 そこでふと変なことを思いついた。 もしもマルコ・ポーロが、日本のことをヨーロッパから最も遠い国と考えていたとしたら、日本…

いま「魔法昔話の起源」についてのレポートをまとめている最中だ。 数あるエピソードの中から、こぼれ落ちるには惜しいトピックを取り上げようと思う。

岩に突き刺さる剣

http://x51.org/x/04/03/0512.php#more この剣の下には何が眠っているのでしょうか。 この剣がイタリアにある、というのがポイントでしょうね。 「戦争にはめっぽう弱いが、女を賭けて試合をしたらめっぽう強い」と噂されるイタリア人ですから、墓の中から女…

ゲームブック特集

3月9日に、「週刊!エキサイト」にて「さいろす民芸資料館++」が紹介されるそうです。 週刊!エキサイト http://www.excite.co.jp/News/weekly/ さいろす民芸資料館++ http://www.twin.ne.jp/~cyross/ 出版社とケータイコンテンツが取り上げられ、ファン…

剣社通信

剣社通信が更新されています。 http://www.soudosha.com/kentu-.html 「竜の血を継ぐもの」が印刷中で、他に「七匹の大蛇」「暗黒城の魔術師」「魔竜猛将ジーレギオン」が準備中とのことです。

九怨双六

http://www.ku-o-n.net/top/sugoroku/index.html 昔の双六のようなゲーム。 昔、双六が禁止になった理由がわからないでもない。 コンピュータとある程度打っていると負けなくなるが、これを対人対戦したらどちらが勝つかわからなくなると思う。 なかなか面白…